本文へスキップ

西はりま消防組合は相生市・たつの市・宍粟市・太子町・佐用町で構成される広域消防です。

TEL. 0791-76-7119

〒671-1692 兵庫県たつの市揖保川町正條279番地1

法人番号 9000020289761

応急手当要領Firstaidpoint

心肺蘇生法 気道異物 圧迫止血
やけどに対する応急手当 けいれんに対する応急手当 熱中症

心肺蘇生法

【1】反応の確認

※安全が確認できたら
反応の確認→ “もしもし、大丈夫ですか?”
(大声で3回、肩をたたきながら)
“反応なし”


【2】助けを呼ぶ

※大声で
“誰か来てください!人が倒れています”


【3】119番通報・AED

“この人反応がありません”
“あなた119番通報をお願いします”
“あなたAEDを持ってきてください”


【4】呼吸の確認(心停止の判断)

呼吸の確認→ “1、2、3、4、5”
       “呼吸なし”
※死戦期呼吸(普段どおりではない呼吸)


【5】胸骨圧迫

胸骨圧迫 → “1,2,3,4,5,・・・・・28,29,30”

※胸骨圧迫の要点

  1. 胸骨の下半分を押す(胸の真ん中が目安)
  2. 深さ(胸が約5㎝沈むまで)
  3. 速さ(1分間に100~120回のテンポで)
  4. 30回連続で押す(胸骨圧迫の中断は最小に)
  5. 圧迫の十分な解除
  6. 手が胸から離れないように圧迫をゆるめた時、胸を元の高さまで戻す
  7. 救助者が複数いれば1~2分おきに交代する

【6】人工呼吸  ※ためらう場合は胸骨圧迫のみ継続


※口対口人工呼吸の要点

  1. 約1秒間かけて吹き込む(鼻をつまむ)
  2. 胸が少し上がるのが見えるまで吹き込む
  3. 吹き込みは入らなくても2回まで

【7】AEDが到着すれば、傷病者の近くに置き電源を入れ、音声メッセージに従い操作

※AEDの要点

  1. 乳児から使用可能(乳児とは、1歳未満をいう)
  2. 小児用パッド、小児用モードの適応年齢は乳児を含め小学生未満(小学生以上は成人用を使用)
  3. パッド装着時の留意点  ・濡れている場合、パッドを貼り付ける部分の水分を拭き取る
                ・貼り薬がある場合、剥がした後、残った薬剤を拭き取りパッドを貼る
                ・医療器具が胸に埋め込まれている場合、埋め込まれている箇所をさけてパッドを貼る

【8】救急隊に引き継ぐまで、または傷病者に普段どおり呼吸や目的のある動きが認められるまで心肺蘇生法を続ける※AEDは呼吸等が戻っても外さない


気道異物

1)気道異物による窒息

気道異物による窒息とは、食事や玩具などの異物が気道を完全に塞ぎ、息ができなくなった状態です。死に至るケースも少なくありませんので、まずは窒息を予防することが大切です。
飲み込む力が弱くなった高齢者では食べ物を細かく食べ砕くことや、乳幼児では飲み込みやすい玩具などを手の届くところに置かないなど工夫しましょう。
異物が気道に入っても、声や咳が出せる場合は強く咳をするように促し、自力排出を試みましょう。状態が悪くなり咳ができなくなった場合には、窒息としての迅速な対応が必要です。このような場合は、119番通報し救急車の要請をすると同時に、あなたが行うべき処置を指導してくれますので、落ち着いて指示に従って下さい。

2)窒息の発見

気道異物により窒息を起こすと、自然に親指と人差し指でのどを掴む仕草をすることがあり、これを「窒息のサイン」と呼びます。この仕草をみれば直ちに異物除去の手順を行って下さい。

3)119番通報と異物除去

(1)反応がある場合
窒息と判断すれば、ただちに119番通報を誰かに依頼した後に、腹部突き上げ法や背部叩打法を試みます。

腹部突き上げと背部叩打は、その場の状況に応じてやりやすい方法を実施してかまいませんが、1つの方法を数度繰り返しても効果がなければ、もう1つの方法に切り替えて下さい。異物が取れるか反応がなくなるまで、2つの方法を数度ずつ繰り返して続けます。
なお、明らかに妊娠していると思われる女性や高度な肥満者、また1歳未満の乳児には腹部突き上げは行わず、背部叩打のみ行います。

腹部突き上げ法

救助者は傷病者の後ろにまわり、ウエスト付近に手を回します。一方の手でへその位置を確認し、もう一方の手で握りこぶしを作って親指側を傷病者のへその上方で、みぞおちより十分下方に当てます。へそを確認した手で握りこぶしを握り、すばやく手前上方に向かって圧迫するように突き上げます。傷病者が小児の場合は救助者がひざまずくと、ウエスト付近に手をまわしやすくなります。
腹部突き上げを実施した場合は、腹部の内臓をいためる可能性があるため、異物除去後は、救急隊にそのことを伝えるか、すみやかに医師の診察を受けさせることを忘れてはなりません。119番通報する前に異物が取れた場合でも、医師の診察は必要です。

背部叩打法

立っている、または座っている傷病者では右図のように、傷病者の後方から手のひらの基部で左右の肩甲骨の中間あたりを力強く叩きます。


1歳未満の乳児に対する異物除去法

1歳未満の乳児に対しては腹部突き上げは行わず、背部叩打法と胸部突き上げ法で排出を試みます。
背部叩打法は、片方の手で乳児のあごをしっかり持ち、その腕に胸と腹を乗せて頭側を下げるようにしてうつ伏せにし、もう一方の手のひらの基部で背部を力強く数回連続してたたきます。
胸部突き上げでは、片方の腕に乳児の背中を乗せ、手のひら全体で後頭部をしっかり持ち頭側が下がるように仰向けにし、もう一方の手の指2本で両乳頭を結ぶ線の少し足側を目安とする胸骨の下半分を力強く数回連続して圧迫します。数回ずつの背部叩打法と胸部突き上げ法を交互に行い、異物が取れるか反応がなくなるまで続けます。

(2)反応がなくなった場合
傷病者がぐったりして反応がなくなった場合は、心肺蘇生の手順を開始します。まだ通報していなければ119番通報を行い、近くにAEDがあれば、それを持ってくるよう近くにいる人に依頼します。
心肺蘇生を行っている途中で異物が見えた場合は、それを取り除きます。見えない場合は、やみくもに口の中に指を入れて探らないで下さい。また異物を探すために胸骨圧迫を長く中断しないで下さい。

止血法(直接圧迫止血法)

人の体内には成人で約5?の血液が流れており、その内の20%(約1?)が急速に失われると、出血性ショックという重篤な状態になり、30%を失えば生命に危険を及ぼすと言われています。そのため出血が多い場合には、できるだけ早い止血処置を行うことが重要になります。
止血方法としては、出血している部位にガーゼ、ハンカチ、タオルなどを当てて、その上から直接圧迫して止血を試みる「直接圧迫止血法」が基本となります。圧迫しているにもかかわらず、出血がおさまらない場合は、圧迫位置が出血部位から外れていたり、圧迫する力が弱いなどが考えられます。救急隊が到着するまで出血部位をしっかり押さえつづけて下さい。
止血の際に救助者が傷病者の血液に触れると感染症にかかる恐れがあるため、可能であれば救助者はビニール手袋を着用するか、ビニール袋を手袋の代わりに使用し、できるだけ血液に触れないようにしましょう。

※ 直接圧迫止血法で出血が止まらない場合は、ベルトなどで手足を縛る方法もありますが、神経などを痛める危険性があるので、訓練を受けた人以外には推奨できません。

やけどに対する応急手当

やけどは、熱いお湯や油が体にかかったり、熱い物に触れたりすることで生じます。また、あまり温度の高くない湯たんぽやこたつなどでも、長時間同じ場所に当たっていると低温やけどを生じたり、塩酸などの化学薬品が皮膚に付着することで化学熱傷を生じたりすることがあります。

1)やけどの応急手当の方法

すぐに水道水などのきれいな流水で十分に冷やすことが重要です。やけどを冷やすことで、痛みが緩和されるだけでなく、症状が悪化すること防ぎ、治りを早くします。

  • 水道水などの流水で患部を10分以上冷やして下さい。
  • 靴下などの衣類を着ている場合は、やけどでできた水ぶくれを破らないよう、着衣ごと冷やします。
  • 氷や冷却パッドなどで直接冷やすと、患部が冷えすぎ、かえって悪化することがあります。
  • 広い範囲をやけどした場合は、患部全体を冷やすと体温が下がってしまい、状態が悪くなることがあるため、過度の冷却は控えましょう。

2)やけどの程度と留意点

やけどの程度が軽いか重いかは、やけどの深さと広さで決まります。

(1)一番浅いやけどの場合
  • 一番浅いやけどは、日焼けと同じで皮膚が赤くなりひりひりと痛みますが、水ぶくれはできません。
  • このような場合には、よく冷やしておくだけで、ほとんどは病院に行かなくても自然に治ります。

(2)中ぐらいの深さのやけどの場合
  • 水ぶくれができるのは、中ぐらいの深さのやけどです。
  • 水ぶくれは、やけどの傷口にバイ菌などが入らないよう保護する役割があるので破らないにします。すぐに水で冷やした後に、指先などのごく小さなやけどを除いては、清潔なガーゼなどで覆って水ぶくれが破れないように気を付けて、できるだけ早く病院に行きます。
  • やけどを覆うものには、ガーゼなどのほか、皮膚にくっつかないビニールなどがよいでしょう。野菜の皮、アロエなどは適しているとは言えません。

(3)最も深いやけどの場合
  • 最も深いやけどは、水ぶくれにならずに皮膚が真っ白になったり、黒く焦げたりしてしまいます。ここまで深くなると、かえって痛みをあまり感じなくなります。
  • このようなやけどは治りにくく、手術が必要になることもあるため、痛みがないからといって、そのままにせず必ず病院へ行きましょう。

※ 小さな子どもやお年寄りは、比較的小さなやけどでも命に関わることがあるので注意します。また、火事などで煙を吸ったときは、やけどだけでなく、のどや肺が傷ついている可能性があるので救急車で病院に行く必要があります。

  • やけどが広い範囲にわたっている場合や顔面や陰部のやけど、また皮膚が焦げていたり白くなって痛みを感じないような深いやけどの場合には、119番通報して下さい。
  • ガーゼで覆いきれない大きな水ぶくれになったときは、救急車を呼ぶことも考慮します。

けいれんに対する応急手当

けいれんとは、本人の意思とは関係なく全身あるいは一部の筋肉が発作的に収縮する状態をいいます。原因はさまざまで、頭部への外傷・薬物中毒・発熱・体内の電解質異常などにより、脳から発せられる電気信号が正常に伝わらず、全身もしくは一部の筋肉に急激な収縮が起こります。
けいれんの中にはひきつけなどで知られる、全身の筋肉が持続的に収縮するけいれん発作があります。一般に、突然意識を失い、眼球が上を向いたまま歯をくいしばり、筋肉の強い収縮により、手足をつっぱり、全身が弓なりに背中側に反るような姿勢をとり、呼吸が止まることもあります。
このようなけいれん発作への対応として重要なことは、発作中の転倒などによるけがの予防と気道確保です。

  • 発作中は家具の角などでけがをしないよう傷病者を守って下さい。
  • けいれん中は無理に押さえつけると骨折などを起こすことがあるので、行わないで下さい。
  • 階段などの危険な場所から傷病者を遠ざけて下さい。
  • 舌を噛むのを防止しようと、口に物を噛ませたり、指を口に入れることはしないで下さい。歯の損傷や窒息の原因となり、救助者が指を噛まれる危険性もあります。
  • けいれん発作後に反応がなければ、心停止の可能性もあるので、心肺蘇生法の手順に従って下さい。
  • 持病がある傷病者がいつもと同じ発作を起こした場合は、意識が戻るまで回復体位にして気道を確保し、様子をみて下さい。

熱中症

熱中症とは

  • 高温多湿環境で、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能が働かなくなり、体温上昇、めまい、倦怠感、けいれん、ひどいときには、意識の異常など、様々な障害を起こす症状のことです。
  • 近年、日本の夏は猛暑日、熱帯夜の増加やヒートアイランド現象など、以前に比べ確実に暑くなってきており、それに伴い熱中症患者の発生数も年々増加傾向にあります。日本の夏を健康に過ごすためにも熱中症に対する正しい知識を身につけ、予防することが大切です。
  • 熱中症の発生しやすいケースとして、若年者ではスポーツ中の男性、中壮年では肉体労働中の男性(特に屋外発症が多い)、高齢者では体内水分量の減少汗をかきにくい気温上昇への認識低下のどの渇きを感じない傾向があるエアコンを使いたがらない等の状況により、室内での発生も多く、日常生活中に性差なく発生しています。

熱中症の分類と対処方法

※すべての分類に共通して、症状があれば風通しの良い涼しい環境に移動させ安静を保ち、衣服を緩める。太い血管がはしる後頭部、首筋、脇の下にタオルなどに包んだ保冷剤を当てて冷やす。意識がしっかりしていれば、冷えた水分を自分で飲んでもらう。(周りが無理に飲ませない)

熱中症予防のポイント

  1. 初夏から適度な運動を行い、バランスの良い食事と十分な睡眠を取り、暑さに負けない体づくりを心掛けましょう。
  2. 普段過ごす部屋に温度計を置き、部屋の温度をこまめに確認しましょう。部屋の温度が28℃を超える場合は、エアコンや扇風機を上手に活用しましょう。
  3. 外出の際は締めつけのない通気性の良い衣服を選び、暑さを上手に調整しましょう。
  4. のどが渇かなくても、こまめに水分を取りましょう。
  5. 暑い環境で作業する時は、無理せずこまめに休憩しましょう。

バナースペース

西はりま消防組合

〒671-1692
兵庫県たつの市
揖保川町正條279番地1

TEL. 0791-76-7119
FAX. 0791-72-6119

予防・警防に関する
お問い合わせはこちらへ