西はりま消防組合は相生市・たつの市・宍粟市・太子町・佐用町で構成される広域消防です。

≫方針

　消防は火災・地震などの災害から住民の生命と財産を守り、安全で安心して暮らせるまちづくりに重要な役割を果たしています。
　しかし、近年の地震、台風、ゲリラ豪雨などの大きな自然災害や大規模な事故の発生、またテロリズムに対する住民の不安が高まり、消防がより 大きく強力な体制の下で的確に活動するニーズが高まっています。
　このようなことから、自然災害・大規模事故等への対応力の強化、人員配置の効率化、経費の 節減などを図ることを目的に西播磨地域においても「西はりま消防組合」を設置し、消防広域化を実現しました。

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≫消防長メッセージ

　

　令和５年４月１日に消防長に就任しました、栗岡です。
　管内住民の皆様におかれましては、平素より消防・防災活動にご尽力、ご協力いただいておりますこと、心からお礼申し上げます。
　さて、新型コロナウイルス発生から３年が経過し、新規陽性者数は減少傾向ではありますが、まだまだ予断の許さない状況であることに変わりありません。職員一同、感染防止対策を適切に行い、住民の皆様が安心できるよう専心精励し現場活動を進めていく所存でございます。
　昨今、大規模化、複雑・多様化する災害、またゲリラ豪雨、風水害の頻発化や激甚化により、消防基盤の充実、消防体制の強化が喫緊の課題となっており、今後発生し得る山崎断層、南海トラフ地震の発生に備え、防災対応能力の向上が必要不可欠となっております。地域防災力の中核である消防団をはじめ、自主防災組織、市町との連携を強化するとともに、出前講座等を含む防火防災訓練を通じて、地域と顔の見える関係を築き、官民一体となり災害に備える体制づくりに着手してまいります。
　また、今年度、地方公共団体専用ネットワークである「ＬＧＷＡＮ」を敷設し、火災予防分野における各種手続きの電子申請の導入を行います。申請や届出による窓口訪問等の負担軽減、書類の電子化に伴う紙の削減、書類管理の効率化を進めてまいります。前年度から引き続き、ハラスメント対策にも力を入れ、各種研修会を積極的に実施し、ハラスメントに対する職員の理解を深め、風通しの良い職場を目指し職員教育にもより一層力を入れて取り組んでまいります。
　組合発足から１１年目を迎え、組織としてさらに成熟していかなければならないと感じており、身が引き締まる思いであります。管内住民の皆様の安心・安全の確保という消防に課せられた使命を遂行するため、地域との連携を密にし、地域に愛され信頼される消防防災の担い手として住民の皆様の負託に応えるべく、職員一丸となり職務に邁進してまいりますので、今後とも変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますようお願いいたします。
　

　　令和５年４月　
西はりま消防組合消防長　　栗岡　耕治